コンタクトを作るときの注意点を教えて下さい。
コンタクトをお使いになる場合は眼科の処方が必要となります。処方するには、検査、診察、装用練習、装用テスト(お試し)を行います。(このとき使用に関しての留意事項を確認できます。)
その後、実際にコンタクトレンズのご購入となりますが、使用開始後には定期的な検査が必要になります。コンタクトレンズは医療用具であり、ご自身の目に合ったコンタクトレンズを眼科医よりアドバイスを受けることが角膜障害などを防ぐ為にも、とても大切なことです。
ハードコンタクトレンズは素材に水をほとんど含まない固いレンズです。直径は9mmくらいで角膜より2~3mm小さいサイズです。近視や乱視を矯正することが可能です(乱視の状態によっては矯正できない場合もあります)が、固い素材を使用しているため装用時に異物感(レンズが目の上で動き、ゴロゴロした感じ)を感じたりする場合もあります。
ソフトコンタクトレンズはスポンジのように水分を含んでやわらかくなる素材で作られているレンズです。直径は13~14mmくらいで、角膜全体を優しくおおうため、ほとんどの場合、自然な装用感が得られ、動きの激しいスポーツ時などでもズレたり外れたりしにくいのが特長です。使い捨てもこのタイプになります。
費用に関してはお選びになるレンズで区々ですので、実際にお買い上げいただく所に「何処のメーカーの、この商品はいくらでしょう?」とお聞きいただくのが いいと思います。また、コンタクトレンズをご購入の場合、左右別々で販売になりますので、商品金額×2(左右)とお考えください。
コンタクトをつけると目が充血し、痛くなります。
そうですね!コンタクトはソフトでしょうか?コンタクトレンズの使用年数は一般的に2~3年位ですから衛生面からも更新をお勧めします。症状からは軽度の 角膜障害のようですが、そのまま装用していると悪化して角膜感染症を起こすと角膜に濁りがでて治療しても残ってしまうことがあります。 症状が続くようなら診察した方が良いでしょう。いずれコンタクトは新しくした方が良いでしょう。
近視の人は老眼にならないのでしょうか?
手元の物を見る時は、眼球の水晶体が膨れてピントを合わせます(これを調節といいます)。老眼とは加齢と共に水晶体が硬化し膨れなくなりピント合わせが出 来なくなった状態のことを言います。若い頃から近視だった人にもこうした調節の衰えは起こりますから、老眼にならない人はいません。ただし、近視の人は元 々あまり水晶体が膨れなくても近くにピントを合わせやすく、手元を見る際に少ない調節力ですむため自覚しにくいと言えます。
眼鏡をかけると目が悪くなりますか?
この質問は「近視の眼鏡を装用すると近視が進行するか?」という意味でされることが多いようです。過矯正(度が強すぎるレンズ)の近視用眼鏡は近視の進行を招く可能性があります。適正であればそのような心配はないと言えます。
お子様の場合は、ピントを合わせるために使う筋肉も元気なことが多く必要以上に力が入って近視の状態になることがあります(これが調節過緊張です)。検査においてこの状態と確認された場合には、点眼薬を使用するとある程度視力改善することがあります。これを知らずに眼鏡を作ってしまうと過矯正となってしまい目に負担をかけることになります。
また遠視や乱視による弱視の治療に必要な眼鏡に対しても、この質問のような誤解から装用を避けられることがありますが、この場合は『早い時期に治療のために眼鏡を装用しないと視力がでなくなってしまう可能性がある』ということを認識しておいていただきたいと思います。
手術はしていますか? 入院しないで出来ますか?
毎週火曜日が手術日になっています。白内障の場合は原則として日帰りですが、遠方からおいでの方などの希望があれば入院(一泊)も可能です。
※現在入院対応しておりません。